【特集】EZバー・Wバーの使い方と効果!ストレートバーとの比較と27種目の解説について!

部位別の筋トレ

【特集】EZバー・Wバーの使い方と効果!ストレートバーとの比較と27種目について、解説していきます!

「EZバー」というバーべルの一種をご存知でしょうか?

バーベルといえば、一般的には「ストレートバー」や、一般的なスポーツジムに普及しているいわゆる”バーベル”と呼ばれる「オリンピックバーベル」が一般的に利用されていると思います。

このEZバーというバーベルは、ストレートバー(一本の棒のようなバーベル)とは形状が異なり「波打つような形をしている」バーベルが「EZバー」です。ほとんどのジムでは用意されているため、目にしている方も少なくないはず。

実は、このEZバーは非常に効果的な筋トレ効果に期待することができる、優れたトレーニング器具なんです。

今回はそんな「EZバー」の使い方・効果・その他のバーベルとの比較・トレーニング種目などについて、解説します!

この記事の目次

EZバーの概要

EZバーの概要

EZバーとは、いわゆる「バーベル」と呼ばれるトレーニング器具の一種として、多くのジムに普及しているトレーニング器具の一つ。

最も一般的に利用されているバーべルと言うと「オリンピックバーベル」です。オリンピックバーベルとは、筋トレ種目の基本となる「BIG3」に含まれる「ベンチプレス・スクワット・デッドリフト」といった基本的なウェイトトレーニングの際に利用される器具。

EZバーの概要

オリンピックバーべルは、最も一般的なものであれば「20㎏」で、ショートタイプであれば「10kg」の重量設定がされています。

これらのバーベルと比較をして、全く異なる形状をもつバーベルが「EZバー」です。

一般的なバーべルであれば「一本の棒のような形」をしていますが、このEZバーは「波打つ形」をしているため、別名「Wバー」とも呼ばれており、主に腕の表側に位置する「上腕二頭筋」を鍛えるトレーニングの際に利用されることが多いです。

EZバーの概要

無論、腕を鍛えるだけでなく、一般的なバーベルトレーニング種目と同様に利用することができるため、全身の筋肉を鍛えるのに効果的なバーベルです。

EZバーのもつ、独特な形状は、通常のバーベルとは異なる効果をもたらしてくれます。この効果については、下で解説していきます。

「EZバー」と「Wバー」は同じ?

「EZバー」と「Wバー」は同じ?

トレーニーの間ではEZバーとWバーはそれぞれ同じ器具だと認識している方も少なくありません。

しかし、厳密な表現を用いると、双方のトレーニング器具には「微妙な違い」が存在します。

EZバーのもつ「波打つ曲線」は、なめらかで緩い形状をしていますが「Wバー」では「より角度のあるWの形」を形成しています。

「EZバー」と「Wバー」は同じ?

そのため、双方のバーベルを握った際の手首の角度には違いが生じるため、その分筋トレ効果にも違いが生じます。

上記のように、厳密に解説すると双方のバーベルには違いがありますが「波打つ形状をもつバーベル」としては共通するため、本記事では同一のトレーニング器具として解説を進めていきます。

「EZバー」と「ストレートバー」の違いってなに?

「EZバー」と「ストレートバー」の違いってなに?

冒頭で解説したように「EZバー」と「ストレートバー」の違いと言えば、まず最初に「形状の違い」を挙げることができます。

ストレートバーの形状と言えば、名前に”ストレート”とあるように一直線の形状をしています。これに対して「EZバー(Wバー)」は、波打つ形状である「W」の形をしています。

双方のバーの形状の違いとは、当然外見だけの違いだけでなく、異なる筋トレ効果を持ちます。

ここでは、いくつかのポイントに分類して解説していきたいと思います。

EZバーとストレートバーとの違い①「収縮感・伸展感の違い」

EZバーとストレートバーとの違い①「収縮感・伸展感の違い」

まず最初に挙げることができる最も代表的な効果の違いといえば「対象筋の収縮感・伸展感」の違いです。

それぞれのバーベルを握る手首の「角度」に違いがあり、EZバーでは「手首のもつ自然な角度」を維持したままトレーニングに取り組むことができるため、トレーニングの対象筋となる筋肉の「収縮・伸展」をより強烈に引き起こすことができるのが特徴。

EZバーとストレートバーとの違い①「収縮感・伸展感の違い」

基礎的な内容になりますが、筋トレとは「ウェイトによる負荷を筋肉にかけた状態で、筋肉を収縮・伸展させる」ことで、効果的な負荷・刺激を与えることができます。

対象筋の収縮・伸展をより強く引き起こすことができるということは、その分より高い「筋トレ効果」に期待することができるということ。

EZバーとストレートバーとの違い①「収縮感・伸展感の違い」

手首の自然な角度を保ったまま動作をすることができる「EZバー」を利用すれば、より高い筋トレ効果に期待することができます。

EZバーとストレートバーとの違い②「手首を痛めにくい」

EZバーとストレートバーとの違い②「手首を痛めにくい」

上ではEZバーのもつ特徴として「手首の自然な角度」を維持したままトレーニングに取り組むことができると解説しました。

手首の自然な角度を維持したまま取り組むことができるということは「ウェイトによる手首への負担も少ない」という効果にも同時に期待できるということ。

EZバーとストレートバーとの違い②「手首を痛めにくい」

一般的に手首と呼ばれる「手関節」という関節は、膝関節や肘関節といった特定の動作しかできない単純な関節とは異なり、360度「多次元的な動作」を行うことができる、複雑な構造をもつ関節です。

複雑な動作を行うことができる複雑な構造を有するため、その分「非常にデリケートな関節」とも言うことができます。

手首の怪我は最も避けなければいけないこと

手首の怪我は最も避けなければいけないこと

手首は、他の関節と比較すると「痛めてしまことによる怪我のリスク」が高い関節で、手首を痛めてしまうと、両手を利用するトレーニング全般に取り組むことができなくなってしまうため、怪我のリスクをできるだけ回避しながらトレーニングに取り組むことが大切。

手首の怪我は最も避けなければいけないこと

上半身(胸・肩・腕・背中)といった主要な筋肉を鍛える際には必ず手首が関与するため、痛めてしまうと「上半身全体を鍛えることができなくなる」恐れが生じてしまいます。

手首の怪我は最も避けなければいけないこと

また、手首を怪我してしまうと、筋トレに取り組むことができなくなるだけでなく「私生活・日常生活」においても支障をきたす恐れがあるため、手首の怪我のリスクを軽減させながら取り組むことができる「EZバー」は、非常に優れたトレーニング器具です。

EZバーとストレートバーとの違い③「使用重量の違い」

EZバーとストレートバーとの違い③「使用重量の違い」

3つ目に挙げることができる効果の違いは「使用重量の違い」です。

冒頭でも解説したように、ウェイトトレーニングを代表する種目である「BIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)」といった基本的な種目では「ストレートバー」が利用されます。

EZバーとストレートバーとの違い③「使用重量の違い」

これは、扱うことができる重量が、ストレートバーの方が「より重い重量を利用することができる」ことが理由になります。

一方で、EZバーは、上で解説したように対象筋の「収縮・伸展」を強く引き起こすことができる反面、ストレートバーと比較すると「高重量の利用には適さない」という特徴を併せ持つため、BIG3に取り組む場合はストレートバーがおすすめです。

高重量を利用しにくいことは、デメリットではない

高重量を利用しにくいことは、デメリットではない

しかし、言い方を変えると、EZバーは、高重量を利用せずとも収縮・伸展を強く引き起こすことができるため「軽い重量を利用したトレーニングでも高い筋トレ効果に期待することができる」ということ。

高重量を利用しにくいことは、デメリットではない

高重量を利用したトレーニングは「関節・腱・筋肉への負担が大きい」ため、怪我のリスクが高く、また高重量を利用したトレーニングで適切な動作を行うためには相当な「テクニック・技術」が必要となります。

そのため、筋トレ初心者や女性の方、筋力に自信がない方、関節の怪我に不安を持つ方にとって、EZバーを利用したトレーニングは非常に大きなメリットがあります。

「EZバー」と「ストレートバー」の違いまとめ

【EZバー】

「EZバー」と「ストレートバー」の違いまとめ
  • 「形」
    • 波状(EZバーはなめらかな曲線・Wバーは角度のある曲線)
  • 「効果」
    • 対象筋の「収縮・伸展」を強く引き起こすことができる
    • 手首のもつ自然な角度で動作が可能なため、負担が少ない
「EZバー」と「ストレートバー」の違いまとめ

【ストレートバー】

  • 「形」
    • 一直線の一本の棒状
  • 「効果」
    • 高重量による強烈な負荷を利用できる
    • BIG3トレーニングに効果的

EZバーを利用したトレーニングの効果

上では、ストレートバーとEZバーの特徴の違いについて、解説しました。

ここで、EZバーを利用したトレーニングの効果・特徴について、より詳細に解説していきます。

EZバーを利用したトレーニングの効果について理解を深めることで、より効果的なトレーニングを実践していきましょう。

EZバーを利用したトレーニングの効果①「対象筋の収縮・伸展を強烈に引き起こす」

EZバーを利用したトレーニングの効果①「対象筋の収縮・伸展を強烈に引き起こす」

上でも解説したように、筋トレ効果を強く引き出すためには「対象筋の収縮・伸展」をしっかりと引き起こすことが重要なポイントになります。

EZバーを利用したトレーニングで最も一般的なトレーニングは「腕」を鍛えるトレーニングです。

特に、腕の表側に位置する「上腕二頭筋」を鍛える種目(例としてアームカール)に取り組む際、EZバーを利用することで、通常のバーべルを利用するよりも「収縮・伸展」をより強烈に引き起こすことが可能です。

EZバーを利用したトレーニングの効果①「対象筋の収縮・伸展を強烈に引き起こす」

この点、バーベルを利用したアームカールでは「バーべルの形状に手首の角度を合わせる」ことで動作するため、本来対象筋のもつ可動域や角度で動作することができないため、収縮・伸展を十分に作用させることが難しいです。

最もわかりやすい例として「何も持たずに素手のままアームカール動作を行う」と、その意味が分かると思います。

手首の角度・拳の角度は、斜めになった状態のままアームカール動作を行っていると思います。

EZバーを利用したトレーニングの効果②「手首への負担が軽減」

EZバーを利用したトレーニングの効果②「手首への負担が軽減」

上で例に出したように、腕を鍛える種目の際に利用されることが多い「EZバー」では「バーベルカール」「トライセプスエクステンション」といった種目に取り組む際「手首の痛み」を感じる方も少なくないと思います。

これは先ほども解説したように「バーべルの形状に手首の角度を合わせる」必要があるため、手首のもつ自然な角度ではなく、無理な角度のままウェイトによる負荷が掛かるため、手首を痛めてしまうのです。

EZバーを利用したトレーニングの効果②「手首への負担が軽減」

この点、EZバーでは、波打つ曲線に合わせて握ることで、手首の本来もつ自然な角度を維持したまま動作に取り組むことができるため、ウェイトによる負荷が手首に掛かりにくく、負担を軽減しながら対象筋に負荷を集中させることができます。

怪我をしてしまうと、完治までの間にトレーニングに取り組むことができなくなってしまうため、結果的に筋肉を失ってしまうリスクがあります。

筋肉を増やすために筋トレをしているのに、その筋トレが原因で怪我をしてしまい、筋肉を失ってしまっては本末転倒ですよね。

EZバーを利用したトレーニングの効果③「高重量を利用せずとも高い筋トレ効果に期待できる」

EZバーを利用したトレーニングの効果③「高重量を利用せずとも高い筋トレ効果に期待できる」

一般的な筋トレの概念で言うと、筋肥大を目的としている場合「高重量による高強度トレーニングが最も効果的」とされています。

確かに、高重量による強烈な物理的な負荷は、筋肉の肥大に効果的であることに間違いはありませんが、上で解説したように無理な角度で行うストレートバーを利用した高重量トレーニングでは、怪我のリスクにより本末転倒になりかねません。

EZバーを利用したトレーニングの効果③「高重量を利用せずとも高い筋トレ効果に期待できる」

EZバーの特徴として、ストレートバーよりも「重い重量を利用できない」という特徴がありますが、これはなにもデメリットではありません。

ストレートバーほどの高重量を利用できないながらも、ストレートバーよりも対象筋を「より強い収縮・伸展」を引き起こすことができるため、軽い重量でも最大の筋トレ効果を発揮することが可能です。

EZバーを利用したトレーニングの効果③「高重量を利用せずとも高い筋トレ効果に期待できる」

関節・筋肉・腱を守りながら長期的なスパンでトレーニングに取り組みたい筋トレ上級者の方や、筋力に自信のない筋トレ初心者の方、女性トレーニーの方にとっては、怪我のリスクが低いながらも高い筋トレ効果に期待できるEZバーは、非常に魅力的です。

「EZバー」を利用した効果的なトレーニング種目27選!

上では、EZバーを利用したトレーニングの効果・特徴について、解説しました。

ここではEZバーを利用した効果的なトレーニング種目について、解説します。それぞれの種目のもつ効果について理解を深めた上で取り組むことで、効率的なトレーニングに取り組んでいきましょう。

【腕】「上腕二頭筋」種目

【腕】EZバーを利用した「上腕二頭筋」種目①「EZバーカール」

EZバーカールは、腕の表側に位置する「上腕二頭筋」を最も効果的に鍛えることができる、EZバーを利用したアームカール種目です。

EZバーのもつ独特「波打つ形状」に合わせて握り、アームカール動作を行うことで、手首へのウェイトによる負担を軽減させがらも、上腕二頭筋の「収縮・伸展」を通常のアームカールと比較してより強く引き起こしていくことができるのが特徴。

EZバーを利用したトレーニングとして最も一般的なのが、この種目です。動作自体はEZバーを両手に保持し、肘を曲げていくだけの単純な動作なので、筋トレ初心者・女性トレーニーにもおすすめな種目です。

【EZバーカールのやり方】

  • 両手に「EZバー」を逆手で保持し、肩幅程度の足幅で直立します。
  • 背筋は自然に伸ばし、軽く胸を張ります。
  • 肘はカラダの側面に位置させ、動作中肘が前後に動かないよう固定します。
  • 肘を曲げてEZバーを上げていき、上腕二頭筋の収縮を感じたら、ゆっくりとおろします。
  • 肘が前後に動かないよう意識しながら、ゆっくりと肘を伸ばしていきます。

【腕】EZバーを利用した「上腕二頭筋」種目②「クローズグリップ・EZバーカール」

この種目は、EZバーをクローズグリップ(狭く握る)で握り、アームカール動作を行うことで、上腕二頭筋を鍛える「EZバーカール」のバリエーション種目。

上で解説した「EZバーカール」と比較すると、肩幅よりも狭い手幅でバーを握って動作を行うことで、上腕二頭筋の中でも「長頭」により強い負荷が加わるのが特徴で、上腕部と前腕部にかけて位置する「腕橈骨筋」への負荷も同時に高まります。

上腕二頭筋を構成する「長頭・短頭」の中でも、長頭は腕の外側に位置する筋肉で、長頭を鍛えることで、外側から上腕を見た際の腕の大きさを強調する部位です。腕橈骨筋は、上腕から前腕にかけての迫力を強調する筋肉です。

【クローズグリップ・EZバーカールのやり方】

  • 「EZバー」の内側の「逆ハの字」の部分を両手で握り、直立します。
  • 背筋は自然に伸ばし、軽く胸を張ります。
  • 肘はカラダの側面に位置させ、動作中肘が前後に動かないよう固定します。
  • 肘を曲げてEZバーを上げていき、上腕二頭筋の収縮を感じたら、ゆっくりとおろします。
  • 肘が前後に動かないよう意識しながら、ゆっくりと肘を伸ばしていきます。

【腕】EZバーを利用した「上腕二頭筋」種目③「ケーブル・EZバーカール」

この種目は、フリーウェイト器具である「バーベル」ではなく、ケーブルマシンに「EZバー」アクセサリーを装着し、アームカール動作を行うバリエーション種目。

フリーウェイト器具である「バーベル」は「重力方向にのみ負荷が掛かる」という特性をもつため、動作中に負荷が抜けやすいというデメリットがありますが、ケーブルマシンは「重力方向に依存せず、負荷が掛かり続ける」性質を持つのが特徴。

そのため、アームカール動作中、全可動域で負荷が掛かり続けるため、負荷が抜けにくく、効果的に上腕二頭筋を鍛えることができます。ケーブルマシンに「EZバー」を取り付けることで、高強度に上腕二頭筋を鍛えていきましょう。

【ケーブル・EZバーカールのやり方】

  • ケーブルマシンのプーリーを低い位置に調整します。
  • プーリーに「EZバー」を取り付け、両手で逆手で保持します。
  • マシンに向き合うように直立し、アームカール動作を行います。
  • 広い可動域を意識し、収縮・伸展をしっかりと行いましょう。

【腕】EZバーを利用した「上腕二頭筋」種目④「EZバー・リバースカール」

この種目は「EZバー」をリバースハンド(順手)で保持し、アームカール動作を行うEZバーカールのバリエーション種目。

順手でバーを保持してアームカールを行うことで、通常メインターゲットなる「上腕二頭筋」がサブターゲットとなり、メインターゲットに「上腕筋・腕橈骨筋」を中心に強烈に鍛えることができるのが特徴の種目。

上腕筋は、上腕二頭筋の深部に位置する筋肉で、上腕二頭筋と協働する作用をもつため「土台」となる重要な部位です。上腕筋を鍛えることで、力こぶを土台から肥大させることができるため、太い腕を作りたいのであれば、メニューに加えたい種目の一つです。

【EZバー・リバースカールのやり方】

  • EZバーをリバースハンド(順手)で保持し、直立します。
  • バーを保持する手首の角度は、前腕部と平行になるようまっすぐに固定しておきます。
  • 手首の角度を一定に保ったまま、肘を曲げて上腕筋・腕橈骨筋を収縮させていきます。
  • 対象筋の収縮を感じるまでしっかりと曲げていき、その後ゆっくりとバーをおろします。

【腕】EZバーを利用した「上腕二頭筋」種目⑤「EZバー・スパイダーカール」

この種目は、プリーチャーカールまたは、アジャスタブルベンチをインクラインの角度(45度程度)に調整し、うつ伏せになった状態で両手にEZバーを保持し、アームカール動作を行う、EZバートレーニング種目のバリエーション。

通常のプリーチャーカールと比較すると、肘をシートの上で固定する必要がないため、より広い可動域を活かして上腕二頭筋を鍛えることができるのが特徴の種目。特に上腕二頭筋の「ピーク作り」に最適な種目と言えます。

通常の上腕二頭筋のダンベル種目と比べても、可動域の全域で負荷が抜けることがなく、動作中常に上腕二頭筋に負荷をかけ続けることができるため、質の高い刺激を上腕二頭筋に加えることができます。

【EZバー・スパイダーカールのやり方】

  • プリーチャーカールベンチまたはインクラインに調整したベンチにうつ伏せになります。
  • 両手にEZバーを保持し、床に対して両腕が垂直になるように姿勢を作ります。
  • 肘の位置を前後に動かさずに、カール動作を行っていきます。
  • アームカール動作では、最大伸展・最大収縮を意識して広い可動域で動作しましょう。

【腕】EZバーを利用した「上腕二頭筋」種目⑥「EZバー・ドラッグカール」

この種目は、肘を体幹後方に引きながら肘関節を屈曲させることで、EZバーの軌道が垂直に動作するバリエーション種目。

一般的なEZバーカールでは、弧を描くように動作をするのに対し、ドラッグカールではEZバーの軌道が「床に対して垂直」に動作するのが特徴。この垂直動作により肘関節への負担を軽減させることができ、かつ上腕二頭筋への負荷が抜けにくいのが特徴。

手首への負担を軽減するだけでなく、肘関節への負担も同時に軽減させながら上腕二頭筋を鍛えることができるため、最も安全で効果的に鍛えていくことができる優れたトレーニング種目です。関節に不安がある方におすすめの種目です。

【EZバー・ドラッグカールのやり方】

  • 両手にEZーを保持し、肩幅程度の足幅で直立します。
  • 肩を落とし、肩甲骨は少し寄せておきます。
  • バーの軌道が、床に対して「垂直」に動くように動作します。
  • 肘を後方に引きながら肘を曲げ、上腕二頭筋をしっかりと収縮させます。
  • 最後に、肘を戻すようにして腕を伸ばしていきます。

【腕】「上腕三頭筋」種目

【腕】EZバーを利用した「上腕三頭筋」種目⑦「EZバー・トライセプスエクステンション」

この種目は「アジャスタブルベンチ」を垂直に近い角度に調整し、座った状態で、両手に保持した「EZバー」を頭上高く挙上することで、上腕三頭筋を鍛えるEZバーのバリエーション種目。

上腕三頭筋は、上腕部を構成する筋肉の「三分の二」を占める体積を誇る非常に大きい筋肉のため、腕を太くしたいであれば、上腕二頭筋よりもむしろ、上腕三頭筋を肥大させるのが最も効率的に優れた取り組み方です。

トライセプスエクステンションは、上腕三頭筋を鍛える種目として最も代表的な種目の一つで、EZバーを利用することで、手首の自然な角度を維持することができるため、より強烈に上腕三頭筋を収縮させることができるのが最大の特徴です。

【EZバー・トライセプスエクステンションのやり方】

  • 「アジャスタブルベンチ」を垂直に近い角度に調整し、座ります。
  • 両手にEZバーを保持し、後頭部のあたりで位置させます。
  • 顔の横辺りに肘の位置を固定し、脇は閉じたまま動作します。
  • 頭上高くバーを挙上し、肘を伸ばし切っていきます。
  • その後、ゆっくりと肘を曲げ、元の位置におろしていきます。

【腕】EZバーを利用した「上腕三頭筋」種目⑧「EZバー・ライイングトライセプスエクステンション」

この種目は、フラットベンチ(床と平行な角度)のトレーニングベンチに仰向けになり、頭上後方に位置させたEZバーを肘を伸ばす動作「肘関節伸展」によって上腕三頭筋を鍛える、トライセプスエクステンションのバリエーション種目。

一つ上で解説したバリエーションでは「垂直に近い角度」に調整したベンチを利用するのに対し、この種目では「床と平行な角度」のベンチを利用することで、上腕三頭筋のストレッチ(伸展)を強烈に引き起こすことができるのが特徴の種目。

基本的なやり方では、肘の位置を固定し、肘関節の動作のみで行いますが、肘の位置をあえて上下に動作させることで「肩関節」を関与させると、上腕三頭筋を構成する筋肉の一つである「長頭」にも負荷を加えることができるという特徴もあります。

【EZバー・ライイングトライセプスエクステンションのやり方】

  • フラットなトレーニングベンチに仰向けになり、両手にEZバーを保持します。
  • 肘を顔の横辺りに移動させ、肘を90度程度に曲げた状態で、バーを後頭部のあたりに位置させます。
  • 肘を前後に動かさないよう固定したまま、顔の上あたりに向けて肘を伸ばしていきます。
  • その後、肘をゆっくりと曲げていき、上腕三頭筋をストレッチ(伸展)させていきます。

【腕】EZバーを利用した「上腕三頭筋」種目⑨「EZバー・JMプレス」

この種目は一見すると上で解説した「ライイングトライセプスエクステンション」と同様の動作に見えますが、違いとして肘関節以外にも「肩関節」の動作も関与させて動作するのが特徴のバリエーション種目。

一般的なライイングトライセプスエクステンションでは、肘の位置を固定することで純粋に肘関節伸展を集中して行いますが、この種目の場合、あえて肘の位置を変えることで、肩関節動作と肘関節伸展を同時に引き起こすことで、上腕三頭筋を鍛えます。

結果的に、肩関節の主動筋となる「三角筋前部」の筋力も関与するため「より重い重量」による強烈な負荷によって上腕三頭筋を鍛えることができるのが特徴。ライイングエクステンションで追い込んだ後、そのままこの種目でに移行して追い込むのがおすすめです。

【EZバー・JMプレスのやり方】

  • 「ライイングトライセプスエクステンション」と同様のセットアップを行います。
  • 脇を閉じたまま肘をみぞおちのあたりに向かっておろしていきます。
  • 脇は閉じたまま動作し、バーを十分に下げたら、肘を頭側に伸ばしていくように動作します。
  • 肘をしっかりと絞るように伸ばしていき、上腕三頭筋を収縮させていきます。

【腕】EZバーを利用した「上腕三頭筋」種目⑩「EZバー・ナローベンチプレス」

この種目は、上腕三頭筋を最も効果的に鍛えることができる代表的な種目の一つで、肩幅よりも手幅の狭い(ナロー)でベンチプレスを行うことで、上腕三頭筋を鍛えるバリエーション種目。

ナローベンチプレスは、上腕三頭筋を鍛える他の種目と比較して「最も重い重量を利用できる」のが特徴の種目であり、高重量による強烈な負荷で上腕三頭筋を鍛えることができるため、上腕三頭筋を筋肥大させる目的において、最適な種目と言えます。

このナローベンチプレスも、EZバーのもつ特徴である「対象筋の収縮・伸展を強く引き起こす」ことができるため、高重量による強烈な負荷と、収縮・伸展を同時に引き起こすことができるため、メニュー構成に必ず入れておきたい種目と言えます。

【EZバー・ナローベンチプレスのやり方】

  • フラットなトレーニングベンチに仰向けになり、両手にEZバーを保持します。
  • 肘を伸ばしたままの状態で、胸を軽く張り、背中を反るイメージで姿勢を維持します。
  • 脇を閉じたまま肘を曲げ、バストトップの位置を目安にバーをおろしていきます。
  • その後、上腕三頭筋の力を意識して肘を伸ばし、胸の上にバーを挙上していきます。

【腕】EZバーを利用した「上腕三頭筋」種目⑪「EZバー・スピネイトプレスダウン」

この種目は、ケーブルマシンにEZバーアクセサリーを装着し、両手に保持したバーを床に向かって真下に押し下げることで、上腕三頭筋を鍛えるケーブルプレスダウンのバリエーション種目。

バーを握る手首の角度をスピネイト(回外)と名前にあるように「逆手」でバーを握り、プレスダウン動作を行うことで、上腕三頭筋の中でも特に「長頭」に効果があるのが特徴の種目。腕の付け根から太くしていきたい場合に最適な種目です。

また、EZバーを利用して行うことで、通常手首に負担がかかりやすいこの種目の場合においても、手首の自然な角度を保ったまま動作に取り組むことができるため、安全にかつ効果的に上腕三頭筋の長頭を鍛えていくことが可能です。

【EZバー・スピネイトプレスダウンのやり方】

  • ケーブルマシンにEZバーアクセサリーを装着し、マシンに向き合うように直立します。
  • バーを「逆手」で保持し、床に向かって真下にバーを押し下げていきます。
  • 上腕三頭筋長頭の収縮を感じたら、ゆっくりと負荷に抵抗しながら上げていきます。
  • 脇が開きやすくなるため、しっかりと脇は閉じたまま動作を行いましょう。

【肩】「三角筋」種目

【肩】EZバーを利用した「三角筋」種目⑫「EZバー・アップライトロー」

アップライトローは、直立した状態で両手にEZバーを保持し、両肘を真上に向かって引き上げていくように動作することで「肩関節外転」を引き起こし、肩の筋肉である「三角筋」を鍛えるEZバー種目のバリエーション。

肩を鍛える代表的な種目である「サイドレイズ」では「僧帽筋上部」に負荷が分散してしまいやすいのに対し、この種目では、僧帽筋上部への関与を抑制することができるため、三角筋中部へ負荷を集中させて鍛えることができるのが特徴の種目。

また、EZバーのもつ「手首の自然な角度のまま動作できる」特徴により、手首を痛めるリスクを回避させることができる上、三角筋中部をより強く収縮させることができるため、高強度に三角筋中部を鍛えて筋肥大効果に期待することができる種目です。

【EZバー・アップライトローのやり方】

  • 両手にEZバーを保持し、肩幅程度の足幅で直立します。
  • 背筋は自然にまっすぐ伸ばしておき、肘を曲げながら両肘を真上に引き上げていきます。
  • バーを上げる意識ではなく「肘を高く上げる意識」で動作することで、適切に効かせることができます。
  • 肩の位置を目安に肘を引きあげたら、ゆっくりとバーの負荷の抵抗にするようにおろしていきます。

【肩】EZバーを利用した「三角筋」種目⑬「EZバー・フロントレイズ」

この種目は、両手に保持したEZバーを、カラダの前方に向かって挙上していくことで、肩の前側に位置するフロントデルト(三角筋前部)を鍛えることができる、EZバートレ―ニング種目のバリエーション。

フロントレイズは、三角筋前部だけでなく、肩の側面に位置する「三角筋側部」も同時に鍛えることができるため、肩周りを肥大させたい場合において非常に優秀な種目。カラダを正面から見た際の迫力のある上半身を作ることができます。

フロントレイズでは、一般的に「ダンベル」を利用しますが、EZバーを利用することでより安定した動作で取り組むことができる上、手首への負担を軽減しながらも、三角筋前部の収縮動作に優れているという特徴を持つ種目です。

【EZバー・フロントレイズのやり方】

  • 両手にEZバー保持し、肩幅程度の足幅で直立します。
  • 背筋は自然にまっすぐ伸ばした状態で、肘は8割程度伸ばした角度で固定します。
  • 肘の角度を一定に保ったまま、前方に向かって両腕を上げていきます。
  • 肩の位置を目安に引き上げていき、その後ゆっくりとバーを元の位置におろしていきます。

【肩】EZバーを利用した「三角筋」種目⑭「EZバー・リアデルトロウ」

この種目は、アジャスタブルベンチをインクラインの角度(30~40度程度)に調整したベンチにうつ伏せになり、両手に保持したEZバーを後方に向かってローイング(引き寄せる)動作を行うことで、三角筋後部を鍛えるバリエーション種目。

リアデルト(三角筋後部)は、自分の目では直接確認することができない部位なため、ついつい鍛えることをサボりがちですが「側方・後方」から見た際の肩周りの厚みを強調するのに重要な部位なので、肩を鍛える際は積極的に取り組んでいきたい種目です。

リアデルトロウは、EZバーを利用することで「手関節・肩関節のもつ自然な角度での動作」で三角筋後部を鍛えることができるのが特徴。関節への負担を軽減させながら、しっかりと三角筋後部を収縮させることが可能です。

【EZバー・リアデルトロウのやり方】

  • アジャスタブルベンチをインクラインの角度(30~40度程度)に調整します。
  • ベンチにうつ伏せになり、両手にEZバーを保持します。
  • カラダ後方に向かって三角筋後部を意識してバーを引き寄せていきます。
  • この時、肩甲骨を寄せないように動作するのがポイントです。
  • 肩甲骨を寄せると「広背筋」に負荷が分散してしまいます。

【肩】EZバーを利用した「三角筋」種目⑮「EZバー・ショルダープレス」

ショルダープレスは、肩を鍛える種目として最も代表的な種目の一つ。アジャスタブルベンチを垂直に近い角度に調整し、両手に保持したEZバーを頭上高く挙上していくことで、三角筋を鍛えるEZバートレーニング種目のバリエーション。

ショルダープレスは、肩を鍛えるその他の種目の中でも「最も重い重量」を利用できるのが最大の特徴。高重量による強烈な物理的負荷で、三角筋前部・中部を鍛えていくことができるため、肩を筋肥大させたいのであれば、取り組むことが必須な種目です。

EZバーを保持する際の手首の角度により、通常のストレートバーを利用した行うショルダープレスよりも、三角筋前部・中部をより強烈に収縮させることができるため、筋力に自信がない方でも軽い重量を利用して取り組むことで高い筋トレ効果に期待できます。

【EZバー・ショルダープレスのやり方】

  • 「アジャスタブルベンチ」を垂直に近い角度に調整し、座ります。
  • 両手に保持したEZバーを肩の上部に位置させておきます。
  • 三角筋前部・中部の力を意識して、頭上高くバーを挙上していきます。
  • その後、ゆっくりとバーを元の位置におろしていき、再度動作を繰り返します。

【肩】EZバーを利用した「三角筋」種目⑯「EZバー・グラビティープレス」

この種目は、名前に「gravity(重力)」とあるように、EZバーのウェイトによる負荷を、三角筋前部・中部にかけた状態で、重力に逆らうように斜め上方向にプレス動作を行うバリエーション種目。

インクラインの角度に調整したアジャスタブルベンチにうつ伏せになり「斜め上方向」にプレス動作を行うことで「三角筋前部・中部」を鍛え、かつ動作中終始、対象筋に負荷が掛かり続けるため、質の高い刺激で鍛えることができるのが特徴の種目。

負荷が抜けづらいプレス動作になるため、肩周り周辺を鍛えるのに最適な種目と言えます。またこの種目の場合、軽い重量でもしっかりと負荷を加え続けることができるため、高重量を利用せずともしっかりと効果的な負荷を与えることに優れた種目です。

【EZバー・グラビティ―プレスのやり方】

  • 「アジャスタブルベンチ」をインクラインの角度(30~40度程度)に調整します。
  • ベンチにうつ伏せになり、両手に保持したEZバーを顔の前面あたりに位置させます。
  • この姿勢を維持したまま、斜め上方向に向かってバーを挙上していきます。
  • その後、斜めの軌道でバーを顔の前面に戻していき、再度動作を繰り返します。

【胸】「大胸筋」種目

【胸】EZバーを利用した「大胸筋」種目⑰「EZバー・ベンチプレス」

ベンチプレスは、胸の筋肉である「大胸筋」を最も効果的に鍛えることのできる代表的な種目の一つ。フラットなベンチに仰向けになり、両手に保持したEZバーを胸の上に挙上していくことで、大胸筋を鍛えるバリエーション種目です。

ベンチプレスは、ウェイトトレーニングの基本種目である「BIG3」に含まれる種目の一つで、上半身の主要な筋肉「大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋」を同時に鍛えることができるため、たくましい上半身を作りたいのであれば、取り組むことが必須な種目です。

このベンチプレスも、EZバーを利用することで、一般的なストレートバーを利用するよりも、対象筋となる「大胸筋」の収縮をより強烈に引き起こすことができるのが特徴。広い可動域でしっかりと効かせることで、筋肥大に確かな効果を期待できます。

【EZバー・ベンチプレスのやり方】

  • フラットなトレーニングベンチに仰向けになり、両手にEZバーを保持します。
  • 胸の上に一度バーを挙上し、胸を軽く張り、背筋を自然に伸ばしておきます。
  • 両肘を曲げ、バーをバストトップの位置を目安におろしていきます。
  • 大胸筋のストレッチ(伸展)を感じたら、大胸筋の力でバーを挙上していきます。

【背中】「背筋群」種目

【背中】EZバーを利用した「背筋群」種目⑱「EZバー・デッドリフト」

この種目は、上半身の背面に位置する背筋群(広背筋・脊柱起立筋・僧帽筋・大臀筋・ハムストリング)といった筋肉を、最も効果的に鍛えることのできる、代表的な種目の一つ。床に置いたEZバーを腰のあたりまで挙上する動作を行うバリエーション種目です。

デッドリフトは、上で解説した「ベンチプレス」と同様に「BIG3」に含まれる種目の一つで、カラダの背面側に位置する筋肉群を総合的に鍛えることができます。また、全ウェイトトレーニング種目の中で、最大の重量を利用できるという特徴があります。

この種目については、ストレ―トバーで取り組むのと比較した場合、効果に違いは生じませんが、EZバーを利用しても同様のデッドリフトに取り組むことができるため、背筋群を鍛える種目として覚えておいて損はないと思います。

【EZバー・デッドリフトのやり方】

  • 床にEZバーを置き、バーの前で肩幅程度の足幅で直立します。
  • 膝を曲げて腰をおろし、背筋を伸ばしまっすぐな姿勢を作ります。
  • 両手でバーを握り、床を押し込む意識で股関節と膝関節を伸ばしていきます。
  • 直立していくようにバーを挙上し、フィニッシュは完全に直立状態になります。

【背中】EZバーを利用した「背筋群」種目⑲「EZバー・ベントオーバーロー」

この種目は、背筋群を最も効果的に鍛えることのできるデッドリフトに次いで、代表的な背筋群筋トレ種目。デッドリフトの挙上中の中腰のような姿勢を維持したまま、両手に保持したEZバーを引くことで鍛えるバリエーション種目。

デッドリフトほどの高重量を利用せずとも、ローイング動作(引き寄せる動作)により、背筋群の主要な筋肉である「広背筋」を中心として、背筋全体を効果的に鍛えることができるのが特徴の種目。背中の厚みと広がりを作るには最適の種目です。

一般的なストレートバーを利用したベントオーバーローと比較すると、手首の角度が内側に入るため、ウェイトによる手首への負担を軽減させながらも、広背筋をより強く収縮させることが可能です。

【EZバー・ベントオーバーローのやり方】

  • 両手にEZバーを保持し、肩幅程度の足幅で直立します。
  • 膝を曲げ、腰を後方へ引き、中腰の姿勢を作ります。
  • 両腕は自然に床方向に伸ばしておき、背筋は自然に伸ばしておきます。
  • 肩甲骨を寄せるイメージで両肘を後方へ引き、バーを「おへそ」のあたりに引きます。
  • 広背筋の収縮を感じたら、肩甲骨を開き、肘を伸ばしてバーをおろしていきます。

【背中】EZバーを利用した「背筋群」種目⑳「EZバー・リバースラットプルダウン」

この種目は、背中の主要な筋肉である「広背筋」をメインに鍛える種目として代表的な「ラットプルダウン」をEZバーを利用して「リバースグリップ(逆手)」で行うEZバートレーニングのバリエーション。

EZバーを利用し、リバースハンドでプル動作を行うことで、手首の自然な角度を保ったまま取り組むことができるため、手首への負担が軽く、手首に痛みを感じやすい方におすすめなバリエーションです。

また、EZバーを利用することで、より「広背筋」の収縮感を得やすいという特徴もあるため、高重量を利用しながらも、強烈に収縮を行うことができるため、一般的なストレートバーを利用するよりも、高い筋トレ効果に期待することができます。

【EZバー・ラットプルダウンのやり方】

  • ラットプルマシン・ケーブルマシンに「EZバー」を取り付けます。
  • EZバーの「逆ハの字」の部分をリバースハンド(逆手)で握り、プル動作を行います。
  • 手首の自然な角度を保ったまま、通常のラットプルダウンと同様の動作を行っていきます。
  • リバースハンドにより、背筋下部に効きやすいため「広背筋下部」を意識して動作を行います。

【背中】EZバーを利用した「背筋群」種目㉑「EZバー・リバースシーテッドケーブルロウ」

この種目は、ケーブルマシンにEZバーアクセサリーを装着し、フラットベンチに座った状態で、カラダ後方に向かってローイング動作を行う、EZバートレーニングのバリエーション種目。

一般的なシーテッドケーブルロウの場合、順手でバーを保持して取りくみますが、この種目では「リバースハンド(逆手)」で取り組むことで、より「背筋下部」に負荷を集中させて鍛えることができるのが特徴の種目。

リバースハンドでバーを握ると、ストレートバーの場合は手首に負担がかかりやすいのがデメリットですが、EZバーのWに合わせて握ることで、手首の自然な角度を保ったまま取り組むことができるため、手首への負担を軽減させながら取り組むことが可能です。

【EZバー・リバースシーテッドケーブルロウのやり方】

  • ケーブルマシンのプーリーを、フラットベンチより気持ち高めの位置に調整します。
  • プーリーにEZバーアクセサリーを装着し、逆手で保持してベンチに座ります。
  • 背筋は自然に伸ばし、バーをカラダ後方に向かって引き寄せていきます。
  • 背筋下部を意識し、肩甲骨を寄せるイメージで動作します。

【背中】EZバーを利用した「背筋群」種目㉒「EZバー・プルオーバー」

この種目は、フラットベンチに仰向けのなった状態で、両手に保持したEZバーを、頭上後方に向かっておろしていくことで「広背筋」を集中的に鍛えることができる、EZバートレーニング種目のバリエーション。

広背筋だけを集中的に鍛えることができる唯一のアイソレーション種目(単一の関節のみ関与する種目)であるこの種目では「逆三角形の背中」「Vシェイプの背中」を形成する上で重要な「広背筋」に負荷を集中させて鍛えることができるのが特徴の種目。

この種目も、EZバーを利用することで、手首への負担を軽減させながらも、広背筋をより強烈に収縮・伸展させることに優れています。また、サブターゲットとして「上腕三頭筋」にも同時に負荷が加わります。

【EZバー・プルオーバーのやり方】

  • フラットなトレーニングベンチに仰向けになり、両手にEZバーを保持します。
  • 胸の上でバーを挙上し、肘の角度を「8割程度」伸ばした角度で固定します。
  • 肘の角度を一定に保ったまま、肩関節の動作だけで頭上に向かってバーをおろします。
  • 広背筋のストレッチ(伸展)を感じるまでおろしていき、その後、広背筋の力でバーを戻していきます。

【背中】EZバーを利用した「背筋群」種目㉓「EZバー・シュラッグ」

この種目は、背筋群の一つである「僧帽筋上部」を最も効果的に鍛えることができる代表的な種目。両手に保持したEZバーを、肩をすくめる動作を行うことにより鍛えていくバリエーション種目です。

僧帽筋上部を鍛えることで、カラダの後方から見た際の迫力を表現することができます。また、ボディメイク的観点以外にも「肩こり」の改善・予防にも効果を発揮するため、オフィスワークなどで肩こりに悩んでいる方にもおすすめの種目です。

EZバーを利用して取り組むことで、僧帽筋上部の収縮をより強く引き起こすことができるため、軽い重量でもしっかりと効かせることに適しています。サブターゲットとして「僧帽筋中部」にも負荷が加わります。

【EZバー・シュラッグのやり方】

  • EZバーを両手で保持し、直立します。
  • 両肘は9割程度伸ばした角度で固定し、肘を伸ばしたまま肩をすくめていきます。
  • 肩と同時に肩甲骨も同時に上方に向かって引き上げていくイメージで動作します。
  • 僧帽筋上部の収縮を感じたら、肩を落とし、僧帽筋をストレッチさせます。

【腹筋】「腹直筋」種目

【腹筋】EZバーを利用した「腹直筋」種目㉔「EZバー・ロールアウト」

この種目は、腹筋と呼ばれている部位であるお腹前面に位置する「腹直筋」を強烈に鍛えることができる「腹筋ローラー」の代わりに、EZバーを利用して同様の動作を行うバリエーション種目。

EZバーを両手で掴み、両足を地面につけた状態で前方に向かってバーを押し進めていくことで、腹直筋が収縮しせずに伸ばされながらも体重による負荷が掛かり続けるため、強烈な負荷により腹直筋を鍛えることができるのが特徴の種目。

つま先を地面につけた状態で取り組むことが難しい場合は「両膝を地面につける」ことで、負荷を軽くすることが可能です。つま先を地面につけて取り組むことが難しい場合は、膝をつけるやり方で取り組んでみましょう。

【EZバー・ロールアウトのやり方】

  • 床にEZバーを置き、四つん這いの姿勢になります。
  • 両手でバーを掴み、つま先だけが地面についた状態になります。
  • そのままの姿勢で、前方に向かってバーを押し進めていきます。
  • カラダの前面が床スレスレになるまで進めたら、腹筋の力で引き戻していきます。
  • もし取り組むことが難しい場合は、膝も床につけた状態で取り組んでみましょう。

【下半身】「大腿四頭筋・ハムストリング・大臀筋」種目

【下半身】EZバーを利用した種目㉕「EZバー・フロントスクワット」

この種目は、EZバーをカラダの前面の肩上部あたりに保持し、スクワット動作を行うことで下半身の主要な筋肉である「大腿四頭筋」を中心に鍛えることができるEZバートレーニングのバリエーション。

一般的なバックスクワットの場合、カラダの背面側にバーベルを担いで動作を行いますが、フロントスクワットの場合では「カラダの前面側にバーベルを担ぐ」ため、太ももの前面に位置する「大腿四頭筋」に負荷が集中するのが特徴の種目。

また、バーベルをカラダの前面側に担ぐことで、バックスクワットと比較すると「上半身の前傾を抑制」することができるため、より「腰への負担が少ない」のもこの種目の特徴の一つ。腰に不安がある方は、このフロントスクワットに取り組むのがおすすめです。

【EZバー・フロントスクワットのやり方】

  • EZバーを順手で握り、肩の上部あたりに「手首を返す」ように保持します。
  • 肩幅よりも気持ち広めの足幅で直立し、背筋を自然に伸ばしておきます。
  • 股関節→膝関節の順番で曲げ、腰をおとしていきます。太ももが床と平行になる深さが目安です。
  • その後、床を押し込むイメージで膝を伸ばしていき、直立した姿勢に戻ります。

【下半身】EZバーを利用した種目㉖「EZバー・ランジ」

この種目は、下半身の筋肉を最も効果的に鍛えることができる代表的な種目である「スクワット」に次いで代表的な種目である「ランジ」動作にEZバーの負荷をプラスしたEZバートレーニングのバリエーション。

スクワットは、両足を「横に開いたスタンス」で動作をするのに対し、ランジでは「縦に開いたスタンス」で動作を行うのが特徴。下半身の主要な筋肉である「大臀筋・大腿四頭筋・ハムストリング」といった部位を効果的に鍛えられるのが特徴。

また、ランジの動作では「左右のバランス力」が必要になります。スクワットとは異なる刺激によって「体幹部」も強烈に鍛えられるのも特徴の一つ。EZバーによる負荷をプラスして、手首への負担も軽減させながら取り組みましょう。

【EZバー・ランジのやり方】

  • EZバーを両手で保持し、背面側の肩の上部に当てておきます。
  • 両足を揃えて直立している姿勢から、1歩分大きく後方に片脚を下げていきます。
  • 片脚が後方につくと同時に、両膝を曲げて腰を下ろしていきます。
  • 前側の太ももが床と平行になる程度まで下げたら、膝を伸ばしてカラダを起こしていきます。

【下半身】EZバーを利用した種目㉗「EZバー・ヒップスラスト」

この種目は、トレーニングベンチのシートに背中の「肩甲骨辺り」を乗せた状態で、股関節にEZバーを乗せ、腰を真上に押し出すように動作することで、お尻の筋肉である「大臀筋」を強烈に鍛えることができるEZバートレーニングのバリエーション。

ヒップスラストは、名前にヒップ(お尻)とあるように、お尻の筋肉を構成する「大臀筋」を集中的に鍛えることができるトレーニング種目。サブターゲットとして、お尻上部の脇に位置する「中臀筋」も同時に鍛えることができます。

このヒップスラストの動作にEZバーのウェイトによる負荷を追加することで、より強烈にお尻の筋肉を鍛えることが可能です。また、EZバーの「W」ラインに太ももを合わせて動作を行うことで、股関節の痛みを緩和しながら取り組むことができるのも特徴です。

【EZバー・ヒップスラストのやり方】

  • フラットなトレーニングベンチのシート上にクロスするように上半身「肩甲骨辺り」を乗せます。
  • 両脚は90度程度に曲げ、床に肩幅程度の足幅でつけ、股関節にEZバーを乗せておきます。
  • 両手でバーを固定し、お尻を真上に向かって高く押し上げていきます。
  • できるだけ高くお尻を押し上げることで、大臀筋をしっかりと収縮させることができます。
  • その後、腰を床に近い位置までおろしていき、再度上記の動作を繰り返します。

「EZバー」を利用したトレ―ニングで利用したいトレーニングアイテム3選!

「EZバー」を利用したトレーニングで利用したいアイテム①「トレーニングベルト」

トレーニングベルトとは、ジムでよくお腹にチャンピオンベルトのような大きなベルトを巻いてトレ―ニングを行っている方を見たことはありませんか?

トレーニングベルトとは、腰を保護しながら、より高い筋出力を発揮してくれるためのトレーニングギアです。

トレーニングベルトをお腹に巻くことで「腹圧」が高まることで腰の怪我から守ってくれる効果を発揮します。腰を保護するだけでなく、腹圧が高まることにより、筋出力も向上するため、より重い重量を扱うことができるようになります。

そのため、高重量トレーニングを行いたい方や、腰が弱いかたや、腰に不安を抱える方、はこのトレーニングベルトを有効活用していきましょう。

【関連記事】トレーニングベルトについてさらに詳しくはこちら♪

初心者こそ使うべき!トレーニングベルト(パワーベルト)の効果と使い方、巻く位置、おすすめトレーニングベルト

「EZバー」を利用したトレーニングで利用したいアイテム②「パワーグリップ」

パワーグリップとは、デッドリフト・ベントオーバーロー・ラットプルダウンといった「プル系種目」「ローイング系種目」に分類される「引く動作」を要するトレーニングの際に、握力のサポートに効果を発揮してくれるトレーニングギアの一つです。

パワーグリップを手首に通し、ベロの部分をバーべルに巻き付けてベロと一緒にバーべルを握ることで、少ない握力でも高重量のバーべルを保持し続けることが可能になります。

パワーグリップは、バーべルだけでなく、ダンベルやケーブルマシンにも活用することができ、基本的に引く動作を要するトレーニング種目全般に利用することができます。

パワーグリップについてより詳細な内容を知りたい方は、下にある記事も合わせて確認しましょう!

パワーグリップで背中トレ革命!リフター直伝の効果的な使い方とおすすめパワーグリップ、リストストラップ

「EZバー」を利用したトレーニングで利用したいアイテム③「リストラップ」

リストラップとは、Wrist(手首)Wrap(巻く)その名称通り、手首に巻き付けることで手首の関節を保護してくれるトレーニングギアの一つです。

リストラップは主にベンチプレス・ダンベルプレス・ショルダープレスといった「プレス系種目」「プッシュ系種目」などの「押す動作」を要するトレーニング種目の際に効果を発揮します。

リストラップは、手首全体を囲うようにラップを巻き付けることで、手首の可動域をあえて制限し、手首が過伸展しすぎないように固定することができます。

これにより、高重量のウェイトを扱う際でも、必要以上に手首が反るのを防ぐことや、手首のブレを抑制することができるため、結果的にウェイトを挙上するための力をダイレクトにウェイトに繋げることができるようになり、手首の怪我のリスクを回避することができます。

リストラップについてより詳細な内容を知りたい方は、下にある記事も合わせて確認しましょう!

リストラップの効果は使い方が肝!リフター直伝の正しい巻き方とおすすめリストラップ

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、フリーウェイト器具として高い筋トレ効果に期待できる「EZバー」の使い方・効果・ストレートバーとの比較・効果的な種目などについて、解説しました。

EZバーは、一般的なストレートバーとは一味も二味も違う特徴を持っていることをご理解いただけたかと思います。

それぞれのトレーニング器具のもつ特徴・効果について理解を深めることで、より効率的で効果的なトレーニングに取り組んでいきましょう。

“No pain No gain”

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