まだまだ追い込める!ダンベルフライが効かないあなたへやり方、コツと重さ設定

大胸筋の筋力トレーニング

まだまだ追い込める!ダンベルフライが効かないあなたへやり方、コツと重さ設定について解説していきます!

大胸筋の代表的なトレーニングといえば、「ベンチプレス」ですが、ベンチプレスだけでは理想的な分厚い大胸筋を手に入れるのは難しいです。

もちろん、ベンチプレスは大胸筋を鍛えるのに最適な種目であることに間違いはありませんが、今回解説していく【ダンベルフライ】をトレーニング種目として取り入れることで、より効果的に、より分厚く大きな大胸筋に発達させることが可能になります。

ダンベルフライは、ジムに行ったことがある方にとって、一度は目にしたことがあるのではないかと思うほど、大胸筋のトレーニングでベンチプレスに次ぐ王道トレーニング種目です。

今回はそんなダンベルフライの基本的なやり方・フォーム・バリエーション・筋肥大に効果的な重量設定と回数とセット数・コツ・テクニックのご紹介まで、ダンベルフライについて解説していきます!

この記事の目次

ダンベルフライの概要について

ダンベルフライは、大胸筋の数ある大胸筋トレーニング種目の中でも、ベンチプレスと1位・2位を争うほど王道種目とされている、代表的なトレーニング種目です。

フラットな状態のベンチ台に仰向けで寝て、腕を開いていくようにしてダンベルをおろし、閉じるようにしてダンベルを動作させることで、大胸筋に対し莫大な負荷を与えることができる種目です。

ベンチプレスのように“おろして押す”動作とは異なり、“開いて閉じる”動作をするため、ベンチプレスとは異なる刺激を大胸筋に与えることが可能です。

一般的に、トレーニーの間ではベンチプレスなどのプレス系種目、すなわち、多関節運動種目を行った後に、このダンベルフライで追い込むことが多いトレーニング種目です。

ダンベルフライの効果的な活用法についても、後ほど詳しく解説していきます!

ダンベルフライの動作自体は比較的簡単なため、初心者の方から上級者の方まで、トレーニングで取り組むことができる種目です。

フラットベンチとダンベルさえあればできるため、必要な器具が少なく、簡単に効果的な大胸筋トレーニングができます。

またダンベルフライは、肩関節内転動作を含む肩関節のみを使用し、大胸筋へ刺激を加えるため、単関節運動種目(アイソレート種目)に区別されます。

ダンベルフライが大胸筋のバルクアップ・筋肥大に最適な理由

「エキセントリック収縮」で効果的な負荷を筋肉に与えることができる!

エキセントリック収縮(ネガティブ動作)とは筋肉の出力を抑制し、筋肉が伸びていく動作のことを指します。これを「伸張性動作」と言います。

その反対のコンセントリック収縮(ポジティブ動作)は筋肉の出力を発揮して筋肉が縮まっていく動作のことを指します。これを「短縮性動作」と言います。

ダンベルフライは筋肉がストレッチ(伸展)されエキセントリック収縮時に最大負荷がかかる、つまり筋肥大しやすい種目という意味になります!ストレッチ時に、負荷がかかりにくい方の多くは力を抜きすげてしまい対象筋の緊張が解け、ウェイトを落とすようにおろしてしまっていることが原因であることが多いです。

ダンベルフライの最大限効果を高めるコツとして、特に意識しなければいけないのが「マッスルコントロール」です。ウェイトをおろして筋肉をストレッチさせる際も力を抜かずに対象筋の緊張を保ち、負荷を乗せたままゆっくりと動作させることが非常に重要です!

ダンベルフライだけでなく、全ての筋肉トレーニングではこのマッスルコントロールが非常に重要であり、この技術を身に着けることで質の高い効果的でバルクアップしやすいトレーニングが可能になります。

大胸筋のディティール・セパレーションを美しく鍛えられる!

大胸筋のストレッチ種目は大胸筋という一つの筋肉の中でも上部(インクライン)・中部(ミドル)・下部(デクライン)・内側(インサイド)それぞれより細かい部位を鍛えるのに適した種目が多いことも効果的な理由の一つです!

例えば、ベンチプレスは大胸筋全体を鍛えて全体的にバルクアップをするというイメージが強いですが、大胸筋のストレッチ種目・ダンベルフライの場合は、よりそれぞれのディティール(形作り)やセパレーション(筋肉と筋肉の分かれ目)を効果的に鍛えることが可能です。

高重量を扱わなくても効果的にしっかり鍛えることができる!

ベンチプレスなどのプレス種目と比べると使用する筋肉群が少ないため使用重量が軽くなります。高重量を使用しなくてもダンベルフライでは十分に効果的な負荷を筋肉に与えることができます。

関節・腱・筋肉への負荷が少なく安全なトレーニングができる!

使用重量がプレス種目と比べて軽くなるため、関節や筋肉への負荷も軽く怪我をしにくいトレーニングが可能になります。

ダンベルフライは筋トレ初心者の方から上級者の方々まで効果的に安全にトレーニングをすることができます!

ダンベルフライのやり方とフォーム

【ダンベルフライのやり方・フォーム】

  • 両手にダンベルを握り、フラットベンチに仰向けで寝ます
    • 両足を開いて地面にしっかりと床を踏み込むようにします。ここでしっかり土台を築くことで、安定した動作が可能になります。
  • 両手を天井に向かって伸ばし、手のひらが向かい合うようにダンベルを持ちます。
    • 腕を伸ばし切らないようにしましょう(ロックアウトしない)
    • この形がスタートポジションになります。
  • ゆっくりと両腕を開くようにして腕を開いていきます。
    • 肩甲骨を寄せ、大きく胸を張りながら動作させます。
    • 肘の角度は固定したまま、肩関節の動作のみでダンベルをおろしていきます。
    • 胸とダンベルの位置が同じくらい、両腕が床と平行くらいを目安にしておろします。
    • この時、しっかりと大胸筋がストレッチ(伸展)される感覚を感じてください。
    • 弧を描くように、胸を開いていきます。
    • 息を大きく吸ったまま動作しましょう。
  • 腕を8割~9割程度、100~120度程度で少し曲げたまま、両腕を閉じるようにしてスタートポジションに戻っていきます。
    • ダンベルをおろした軌道と同じように、弧を描きながら両腕を閉じていきます。
    • 大胸筋の収縮を意識しながら動作するよう心がけましょう。
    • ダンベルを同士が触れるまで閉じないように、肩幅より短い幅まで閉じないようにしましょう。
    • 息を吐きながら閉じていきます。
  • 上記の動作を繰り返し行います。

ダンベルフライのバリエーションについて

ダンベルフライにはいくつかのバリエーションが存在します。

それぞれの特徴を理解し、より効果的なトレーニングにしていきましょう!

アラウンド・ザ・ワールド・ダンベルフライ

アラウンド・ザ・ワールド・ダンベルフライは、ダンベルを360度回すように動作することで、普段のトレーニング種目とは異なる様々な角度から大胸筋に対して刺激を加える、ダンベルフライのバリエーションの一つです。

他の大胸筋の基本種目に加えることで、大胸筋の負荷に対する慣れを防ぎ、大胸筋の発達を促すサポート種目です。

【アラウンド・ザ・ワールド・ダンベルフライにやり方・フォーム】

  • 両手にダンベルを握り、フラットベンチに仰向けで寝ます
    • 両足を開いて地面にしっかりと床を踏み込むようにします。ここでしっかり土台を築くことで、安定した動作が可能になります。
  • 両手を天井に向かって伸ばします。
    • 腕を伸ばし切らないようにしましょう(ロックアウトしない)
    • この形がスタートポジションになります。
  • ゆっくりとダンベルを頭と並行の位置まで、頭の後ろにおろしていきます。
    • この時、手のひらは天井を向いています。
  • ダンベルを体の横に円を描くようにして、腰の方へダンベルを動かしていきます。
    • 動作中は常に手のひらは天井を向いたまま動かします。
  • 腰から頭の後ろまで円を描くようにして戻していきます。
    • この時も同様に、手の平を上を向いています。
  • 上記の動作を繰り返し行います。

ワンアーム・ダンベルフライ

ワンアーム・ダンベルフライは、片方腕のみダンベルを使用し、ダンベルフライを行うダンベルフライのバリエーションの一つです。

動作中、ダンベルを動作させていない方の体幹が、体全体のバランスを保つため大きく関与するので、体幹力を鍛えながらも同時に大胸筋を鍛えることができる種目です。

また、大胸筋の左右のバランスに左右差がある方は、左右のバランスを整えるために、この種目で対象の片方の大胸筋のみを鍛えることが可能です。

筋肉の発達が遅い部位に合わせて集中的に鍛えることで、左右差を改善することができるのがこのトレーニングです。

【ワンアーム・ダンベルフライ】

  • 片方の手でダンベルを握り、フラットベンチに仰向けで寝ます
    • 両足を開いて地面にしっかりと床を踏み込むようにします。ここでしっかり土台を築くことで、安定した動作が可能になります。
  • 片手のみで真上に挙上します。
    • 腕を伸ばし切らないようにしましょう(ロックアウトしない)
    • この形がスタートポジションになります。
  • ゆっくりとダンベルを握っている方の腕を開いていきます。
    • 肩甲骨を寄せ、大きく胸を張りながら動作させます。
    • 肘の角度は固定したまま、肩関節の動作のみでダンベルをおろしていきます。
    • 胸とダンベルの位置が同じくらい、両腕が床と平行くらいを目安にしておろします。
    • この時、しっかりと大胸筋がストレッチ(伸展)される感覚を感じてください。
    • 弧を描くように、胸を開いていきます。
    • 息を大きく吸ったまま動作しましょう。
  • 片方の手はおなかを抑えるようにして体幹を意識し、バランスをとります。
  • 腕を8割~9割程度、100~120度程度で少し曲げたまま、スタートポジションに戻っていきます。
    • ダンベルをおろした軌道と同じように、弧を描きながら両腕を閉じていきます。
    • 大胸筋の収縮を意識しながら動作するよう心がけましょう。
    • 大胸筋の負荷が抜けないように、肩幅より短い幅まで閉じないようにしましょう。
    • 息を吐きながら閉じていきます。
  • 上記の動作を繰り返し行います。

ダンベルフライの効果的な重量設定・回数・セット数について

ダンベルフライで効果的にトレーニングするためには適切な重量設定・回数・セット数が非常に重要です。

このうちどれか一つでも間違ったやり方だと効果が半減してしまい、結果が期待できなくなってしまいます。

ここで確認して、最大限の効果を得られるダンベルフライを行っていきましょう。

ダンベルフライの効果的な重量設定について

ダンベルフライは前述したように、高重量を使用した高重量低回数の重量設定は効果的ではなく、怪我のリスクも高くなるため、おすすめできません。

比較的軽めの重量で、しっかりと広く大きい可動域をもって動作できる重量で、8回~12回で限界の重量が適切です。

回数の違いによる効果について

  • 筋出力向上  1~5回

MAX重量を伸ばしたい場合は、筋出力が向上するメニュー組みがオススメです。1-5回/1setが限界の重量を扱うようにしましょう。

  • 筋量向上   6~10回

筋肉を大きくしたい(筋肥大)を目的とする場合は、筋肉量が向上するメニューを。6-10回/1setが限界の重量を扱うようにしましょう。

  •  筋持久力向上 12~15回

筋持久力アップを目的とする場合は、12-15回/1setが限界の重量を扱うようにしましょう。

大胸筋の筋肥大に効果的なセット数について

一般的には最低でも“3セット”と聞いたことがあるかもしれませんが、これでは少ないです。

3セットのみでは筋肥大に十分な負荷を与えられずに効果が表れにくいです。

最低でも5セット以上10セット以下

最低でも5セット以上はトレーニングすることをおすすめします。

筋肥大に効果的な負荷を与えるには筋肉の緊張時間を長くし、かつしっかり重量をかけてオールアウト(追い込み切る)することが重要になります。

また、筋出力向上の観点からしても5セット以上でないとすべての筋繊維が使用されずに使用重量もあまり発揮されません。つまり3セットではウォーミングアップレベルでしかないということになります。

パワーリフティングのトレーニングでも基本的に8セット・10セットというのはごく普通のトレーニング強度です。それくらいのセット数で追い込まなければ目に見える効果はなかなか表れてくれません。

しっかりとオールアウトさせることを意識してください。

ダンベルフライをより効果的にトレーニングするテクニック

ここまで、ダンベルフライのバリエーションについてご紹介してきましたが、ここではそのダンベルフライのトレーニング効果をより高めるコツ・テクニックについて紹介していきます。

より効果的で質の良いトレーニングができるように確認していきましょう。

ストップ・ダンベルフライ

ストップ・ダンベルフライは、中級者~上級者トレーニー向けとされている、より高負荷を与えることができるトレーニングテクニックです。

ボトムポジションまでダンベルをおろした際、力を抜かずに力を入れたまま2秒~3秒止めてからダンベルを挙上します。ウェイトを大胸筋で受け止め、勢いや反動を殺すことでウェイトの数字通りの負荷をマッスルコントロールにより与えることができます。

また筋肉の緊張時間も長いため、より筋肥大につながる効果的な刺激を大胸筋へ与えることが可能です。

ダンベルプレス種目・ベンチプレス種目で負荷が逃げやすい方や、より筋肥大効果の高いトレーニングを求める方におすすめのトレーニング法です。

しかしストップテクニックはフォームの維持が通常と比べると難易度が高いため、ダンベルプレス種目・ベンチプレス種目でのフォームが正しいフォームで動作できる方にのみおすすめします。

MI40法・ダンベルフライ

アメリカのIFBBプロボディビルダーである「Ben Pakulski」が提唱した上級者向けトレーニング法です。

ポジティブ(力を入れて挙上する)     動作を1秒

ネガティブ(力を抑制してバーベルをおろす)動作を4秒

1レップに計5秒かけてしっかりと負荷をたたき込むやり方です。これを最低でも8レップ行います。8レップで「限界」の重量設定が重要になりますので、軽くしすぎないよう注意してください。

ネガティブ動作重視の高負荷トレーニングテクニックと言えるでしょう。

【やり方】

  • 通常のダンベルフライ動作時に、トップポジションまで上げるスピードを1秒で動作します。
  • ボトムポジションまでダンベルをおろす際に4秒かけながらゆっくりとおろしていきます。
  • このとき、体幹は肘がブレやすくなるので、しっかり腹筋に力を入れて安定した動作を心がけて下さい。

3段階・ドロップセット

ドロップセットとは高負荷のトレーニングでこれ以上挙上できない限界まで筋肉を追い込んだ後、インターバルをとらず、即座に少しだけ負荷を下げて再び限界まで筋肉を追い込むトレーニング法です。

例えばダンベルフライだと下記のようになります。

  1. 20kg×20kg= 40kg  10回
  2. 15kg×15kg= 30kg    10回
  3. 10kg×10kg= 20kg  10回

計30回休憩なしでそれぞれの重量で限界まで追い込みます。

とにかく“筋肉に休憩する瞬間を与えない”ことがより効果を高めるポイントになります。

「筋肉が限界に達する強度のトレーニングを長い時間続けることによって強い負荷を筋肉に与え、筋肉を大きく増強させる」という上級者向けのトレーニング法になります。

ジャイアントセット

ジャイアントセットとは、「一つの筋肉部位」に対し、最低4つの異なる種目を休憩・インターバルなしで連続で行う超高強度トレーニング法です。

例えば、

  • ダンベルフライ                 10回 1セット
  • ケーブルクロスオーバー             10回 1セット
  • バタフライマシン                10回 1セット
  • アラウンド・ザ・ワールド・ダンベルフライ    10回 1セット

計40回

上記のように大胸筋に対し、それぞれ異なる種目を休憩なしで連続で行うことで、より大きな刺激を筋肉に与えることが可能です。

一見同じような種目内容に見えますが、微妙に違う動作によって微妙に異なる筋繊維からの出力・動員が得られるので筋繊維へ「物理的刺激」を与えることができます。

また休憩なしで筋肉を緊張させ続けることによって「化学的刺激」により代謝物や成長ホルモンの分泌量向上にも効果があるといわれています。

つまり筋肥大に最適なメカニズム備えた究極のトレーニング法ということになります。

ダンベルフライをより大胸筋に効かせるポイントについて

ダンベルフライは大胸筋のトレーニングとして王道の種目ですが、非常に奥が深く、ただ単純にダンベルを上げ下げすればいいわけではありません。

質の高い負荷を大胸筋に与えることが重要で、そのためにはいくつかのコツがあるのでしっかりと習得しましょう。

ゆっくりと動作する(マッスルコントロール)

マッスルコントロールとは、筋肉の出力によりウェイトを扱い制御するという意味です。すべての種目に共通することですが、ウェイトの数字通りの負荷を筋肉に与えなければ、そのウェイトを扱っている意味がなくなってしまいます。

例えば、ベンチプレスでバーベルを下す際に力を抜いて勢いよくおろしてしまうと、100kgのバーベルでもおろす瞬間には実際に筋肉に負荷として乗っているウェイトの重量は50kgだったり、ゼロになっている可能性があります。

つまり負荷が入っている瞬間と入っていない瞬間があり、負荷が入っている瞬間でもその負荷はウェイトの数字より軽い場合があるということになります。これは非常に効率の悪い、質の低い効果的ではないベンチプレスということになります。

おろす際も力を抜かず、筋肉にウェイトの数字通りの負荷を乗せたままおろす意識を持つ必要があります。これがマッスルコントロールです。

対象筋を意識して動作する(マッスルマインドコネクション)

マッスルマインドコネクションとは、「筋肉と脳神経のつながり」です。

なかやまきんに君の筋肉ルーレットのように、大胸筋をピクッピクッと動かすのを想像するとわかりやすいかと思います。

彼は筋肉を自由自在に操ることが出来るからこそ、あの芸ができるのです。

筋肉を自在に操ることが出来るということは、筋トレでメインターゲットを効率的に効かせることが出来るということです。

“負荷を感じる”というのもこのマッスルマインドコネクションでは重要です。

トレーニング中にメインターゲットの部位に対し、負荷を感じながら動作させることで、効かせるべき部位だけに効かせることができます。

肘を伸しきらない(ロックアウトしない)

ダンベルフライは基本的に肘は100~120度程度に曲げたままで行います。

肘を伸ばし切ってしまうと、過度な負荷が肘にかかってしまうので関節を痛める可能性があります。

しかし反対に、肘を曲げすぎても大胸筋に負荷がかからないので、8割程度で肘を曲げるくらいが一番肘に負荷がかからないフォームです。

伸ばし切らないことで上腕三頭筋の動員も軽減することできるので、大胸筋に対し質の高い負荷を与えることが可能になります。

肘は常に、外に開いたまま動作する

横から動作を見たときに、常に肘の真上に手首がある状態で動作するように心がけましょう。

肘が外に開いていないと、肘関節にねじれるように負荷が入ってしまい、関節を痛める原因になってしまいます。

肘を常に外に開いたまま動作するようにしましょう。

ダンベル同士が触れるほど両腕を閉じない

ポジティブ動作時、両腕を閉じる際にダンベルが当たるほど寄せてしまうと、ダンベルのウェイトは肩甲骨に完全に乗ってしまうため、大胸筋の緊張が途切れてしまいます。

つまり、大胸筋が休む瞬間が生まれてしまうとため、非効率で質の低いトレーニングになってしまいます。

そのため、肩幅以上に狭い幅にならないように意識して動作をするよう心がけましょう。

可動域を大きく動かす

ダンベルフライでトレーニングをする際、下す位置が浅いと十分な大胸筋のストレッチが得られず、大胸筋の発達に効果的な刺激が入らなくなってしまいます。

重すぎるダンベルを使用している場合は、特に可動域が短くなりやすいため、しっかりと大きく広い可動域で動作ができる重量設定が大切です。

ダンベルフライは、高重量で物理的に負荷を与えるというよりは筋肉の伸び縮み、可動域を意識したトレーニング法のため、高重量を扱わなくても十分に効かせることが可能です。

 

ストレッチ以外にも様々な可動域を意識したより効果的なトレーニング「POF法」

ストレッチ(伸展)

筋肉が伸ばされている状態、伸展している状態のことを指します。

ストレッチ種目は筋肉が伸ばされる瞬間に最大負荷を与えることができます。

ストレッチ種目は筋肉の緊張時間を長くすることがポイントです。

できるだけゆっくりとマッスルコントロールを意識してウェイトを扱うことで非常に効果的に対象筋に負荷を与えることが可能になります。

ミッドレンジ(中間)

ストレッチ(伸展)とコントラクト(収縮)の中間の筋肉の状態を指します。

可動域の中でもこのミッドレンジ(中間)が一番大きな出力を発揮できるため、トレーニングでは高重量を意識することがポイントになります。

ベンチプレスがこのミッドレンジ種目になります。ミッドレンジ種目は多関節運動(多くの関節・筋肉を使用する種目)が多いため筋出力向上や筋肥大に効果的な可動域になります!

コントラクト(収縮)

筋肉が収縮した状態を指します。

コントラクト種目のトレーニングはパンプアップ(筋肉に負荷を与え筋肉中の血液量が増えることによって筋肉が膨らむこと)に効果的で、パンプアップは血液量を増やせるので食事から摂取した栄養分をより多く筋肉に届くようにすることができるため、筋肥大に効果があるとされています。

低重量高回数のトレーニングが効果的とされており、15回~20回が限界の重量設定が効果的です。

高回数により筋肉内の血液の量が増え膨らむことでバスキュラリティー(血管の見え方)をはっきりと表現することが可能になります。

太い腕にすることができるうえ、腕に葉脈のように広がる血管を魅力的に感じる女性は多いので是非とも意識したい可動域トレーニングになります!

大胸筋の筋トレメニューの順番でダンベルフライの効果が変わる!

効果的に質の高いトレーニングを実現するためにトレーニングメニューの構成には基本的な順番が存在します。

トレーニングは1多関節運動(コンパウンド種目)→2単関節運動(アイソレート種目)が基本の順番です。ここでしっかり覚えて効果的なトレーニングを実践しましょう。

多関節運動(コンパウンド種目)

複数の関節・筋肉を使用する種目を指します。

ベンチプレスもコンパウンド種目の一つになります。ベンチプレスでは主に肩関節・肘関節・手首を使用し、それに伴う筋肉である大胸筋・三角筋(前部)・上腕二頭筋・上腕三頭筋を多く使用します。この他にも補助筋として背中や脚の出力も使用します。

多くの筋肉を同時に使用、出力するため必然的に使用重量は重くなります。そのため多くの筋肉に負荷を与えることが可能になります。

余談ですが、パワーリフティングという重量挙げのスポーツはこのコンパウンド種目のBIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)のトータル挙上重量を競うスポーツです!

単関節運動(アイソレート種目)

一つの関節のみ使用する種目を指します。

例えばダンベルカールもアイソレート種目になります。肘関節のみを使用し、肘を上下に動かす種目ですね!

アイソレート種目は一つの関節・筋肉のみを使用するため、コンパウンド種目と比べて使用重量は軽くなります。

アイソレート種目のメリットは、一つのターゲットとなる筋肉に対し、重点的に負荷を与えることが可能な点です。

また使用重量が軽くなるため、コンパウンド種目と比べて関節や筋肉への負荷も低いため、安全なトレーニングが可能になります!

多関節運動(コンパウンド種目)→単関節運動(アイソレート種目)の順番がポイント

上記にそれぞれの解説がありますが、多関節運動は多くの関節と筋肉を使用するため使用重量が重くなります。

そのため、先にアイソレート種目からトレーニングを始めてしまうと、その後のコンパウンド種目で補助筋や副次的な筋肉群が疲労により、重量が扱えなくなってしまい、メインの対象筋をしっかり鍛えこむことができなくなってしまうのです。

そのため、トレーニングの順番は多関節運動(コンパウンド種目)→ 単関節運動(アイソレート種目)の順でトレーニングすることが基本的な流れとなります。

多関節運動からトレーニングをすることで、筋肉が疲労し高重量が扱えなくなったとしても単関節運動では使用重量は軽くなるためその影響は受けずにしっかりと鍛えこむことができます。

これをPOF法で当てはめてみると下記の順番でのトレーニングが望ましいです。

ミッドレンジ種目(中間)→ ストレッチ種目(伸展)→ コントラクト種目(収縮)という順番になります。

筋肉のサイズが大きい順にトレーニングをしていくという感覚を覚えていただければわかりやすいと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ダンベルフライは大胸筋の発達に、非常に効果的な種目であることが分かっていただけたと思います。

ベンチプレス・ダンベルプレスといった、プレス系種目(コントラクト種目)を行った後、このダンベルフライで追い込むことで、より効果的に大胸筋を鍛えることが可能です。

それぞれの種目の特徴を理解していただき、効果的に、効率的なトレーニングを実践していただければと思います。

筋トレとは、ただ重いものを上下に動かすだけでは体は変化してくれません。ボディメイクとは、「化学反応」です。

しっかりと、筋肥大、減量などのメカニズムを理解し、トレーニングに取り組まないと結果は出ません。

論理的なトレーニングを意識していただき、理想の肉体を作り上げていきましょう!

“No pain No gain”

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